セルフバックで3万円の臨時収入を手に入れよう!

水に沈んだ3000年前の森【魚津埋没林博物館】

富山県魚津市には水に沈んだ3000年前の森林がある。
その、おぞましくも美しい、埋没林を見に行ってきました。

私が埋没林を知るきっかけ

ある時、Twitterで目にした水に沈む巨大な樹根。
おどろおどろしく、広大で、エメラルドグリーンの水に沈む見るものを引きこむ妖艶な姿に一瞬にしてやらました。
どうやら、それは埋没林というらしい。

私は実際にその「埋没林」を見るために、富山県の魚津に向かいました。

圧倒的な存在感に心奪われる3000年前の森林

三大奇観のうちの2つ

富山県の蜃気楼が見える海岸のすぐ横に「埋没林」が見られる「埋没林博物館」があります。
ここでは「埋没林」と「蜃気楼」の魚津の三大奇観のうちの2つの奇観が見て学べるようになっています。

(もう1つの奇観は「ホタルイカ」です)

私は、名古屋方面から車で向かいました。
3月でしたが、北アルプスの山脈には雪が積もり景色が素晴らしかった。

三角屋根の博物館

魚津インターからおよそ10分
古い街並みを通り、漁港方面に向かいます。

三角屋根の博物館の写真

三角屋根の特徴的な建物が、目指していた「埋没林博物館」(通称:ねっこランド)です。
駐車場は道を挟んで向かいにあります。

博物館入り口の建物は駐車場より少し下り、周りには水辺があります。
入り口を入るとおしゃれなカフェになっていました。

出土した埋没林

アララン

ここで出土した埋没林の根がお出迎え!

特定医療費受給者証で減免

チケット売り場では、埋没林博物館と魚津水族館の共通チケットや年間パスポートも。

チケット売り場の写真

特定医療費受給者証の事は、入館料の表示のとこには身体障害者の事だけしか書いてなかったので聞くのを躊躇しましたが、思い切って聞いてみるとスタッフの方が裏の職員さんに相談に行ってくれて、減免してくださいました。

640円を270円にしてくれました。

アララン

ありがとうございます!

水底から浮かび上がる巨木の根

地下を渡り魚津埋没林の歴史を学びながら進みます。

魚津埋没林の地下通路

博物館は、水中展示館と乾燥展示館、発掘現場のままのドーム館
定期的に「蜃気楼」と魚津埋没林へと繋がる「魚津の洞杉」の事が上映される、ハイビジョンホールがあります。

そして水中展示館に私の目指す「水に沈む埋没林」があります。

息をする巨木の根

水中展示館は博物館から一旦外に出た建物にあります。
近づくと自動ドアが静かに開き、展示館へと入ると中は真っ暗。

そこに巨大な水槽が現れ、近づき水槽を覗くとポツポツと静かに電気が灯り「ゾワー」っと地底湖から浮かび上がるように現れた巨大な木の根は
うねうねと水槽の中で触手を伸ばしこちらに向かってくるかのよう。

アララン

その姿に足がすくみました…。

巨大な水槽には、蓋も何も無く、時折水面が揺らめく。

巨大な水槽の前に立ち「ここに落ちたら…。」なんて妄想してまた恐ろしくなりました。

脇には階段があり、さらに地下へと続きます。

エメラルドグリーンの水に沈んだ埋没林の写真

まるでビルの地下室のようなコンクリート壁の地下へ降りると、エメラルドグリーンの水に沈んだゆらめく巨大な樹根が間近に…!
ひんやりとした水槽は少し結露で濡れてますます樹根は幻想的に。

その頃には、もう私はこの埋没林の虜でした。
埋没林が息をするかのように、プクプクと水泡を上げ水面を揺らす姿は何時間でも眺めていたくなりました。

最大の株は10メートル 幹の太さは2メートル 3000年前には、どんな姿で存在していたのでしょうか…。

なぜ水泡が上がる?
水泡が上がるのは水槽の底は固められておらず地下から湧き上がる地下水のため

その価値は国宝級?

この埋没林は1936年に(昭和11年)天然記念物に指定されています。
1954年4月に富山の戦災復興の「富山産業博覧会」に魚津市も埋没林を展示することで参加。科学系としては富山県第一号の登録博物館。
1955年に地学上の貴重な資料として埋没林が埋まっている土地6150㎡の範囲が特別天然記念物に指定されています。

特別天然記念物は国が定める文化財の中で特に価値が高いものに与えられ、有形文化財に置き換えると国宝と肩を並べる位置にあり、まさに「国宝級」の貴重な存在です。

魚津埋没林が水に沈むまで

1930年に港の修築工事の際に出土した埋没林は、それより前から海岸や近くの海中に顔を出していて、付近の住民は存在に気付いていました。
その後、1952から埋没林の存在が確認できた場所で発掘調査を行い、巨大な樹根が発掘が開始されました。その樹齢は500年とか。

何千年もの間、腐らずにその姿を残せたのは、周辺の豊富な地下水であると考えられ専門家を交え様々な方法が検討されましたが
張り出された樹根の周りをコンクリートで囲み水をたたえ樹根を保存することになりました。

アララン

今でも地下水をくみ上げ、出土したままの場所で展示されています。

魚津埋没林が出来るまで

約2000年前より以前、気候の寒冷化で海水面が下がり、海岸が広くなりそこにスギの原生林が誕生。

約1600年前ごろ、今度は気候が温暖化し、海水面が上昇。
スギの原生林は湿地になりやがてスギ原生林は衰退、土で埋まった根の部分だけが埋没林になって残った。

魚津埋没林のドーム館は発掘現場に屋根を付けたスタイル。
半地下になっていて現在の海水面より低く過去2000年以内に海面下になった事を物語っています。

埋没林のほとんどがスギのようですが、ケヤキ・エノキなども確認されているとのこと。
そのほか、樹根の下からは土器や種子も発見されていて、歴史上の貴重な資料となっています。

※出典「埋没林の話」「埋没林博物館 展示解説シート」

無料でも楽しめるコーナー

水中展示館だけではなくチケットを購入しなくても見学できるコーナーがあります。

埋没林の事を学べるテーマ館や実験しながら学べる蜃気楼のコーナーなど
無料の展示だけでも楽しめるようになっています。

最後に…

その姿から「怖い」などと言われてしまう魚津埋没林ですが、朽ちてなお何千年も経った今でもその姿は悠々として見る者を魅了し
学術上にもたいへん価値の高い国宝級の埋没林。富山観光と合わせて見学に来る価値は十分にあるのではないでしょうか。

魚津埋没林博物館の概要

開館時間

9時から17時(入館は4時30分まで)

入館料

大人 640円 小・中260円 土日祝は小中学生、無料

魚津水族館共通券 大人 1320円 小・中610円
年間パスポート 大人 1500円 小・中650円
水族館共通年間パスポート 大人3500円 小・中1600円
障害者割引 大人 270円 小・中 130円  (手帳提示、介助者1名も割引。特定医療費受給者証は提示の上 窓口でお尋ねください。)
※KININARUカフェのレシートで割引が

埋没林博物館へのアクセス方法

車でのアクセス方法

北陸自動車道 魚津インターより県道52号を経由で約10分
(名古屋方面から東海北陸自動車道経由 約4時間)

交通機関でのアクセス方法

電車

あいの風とやま鉄道 魚津駅 (富山駅から570円・子290円)
富山地方鉄道   新魚津駅 (電鉄富山駅から780円・子390円)

バス

魚津駅・新魚津駅より 200円(小中高100円)
魚津市民バス 市街地巡回ルート 東回り①(8時から17時まで(11時と16時以外の)毎時50分発)
魚津埋没林博物館前すぐ

タクシー
新魚津駅・魚津駅(西側タクシー乗り場)より約5分

グーグルマップで仮想見学ができます!

私も実際に富山まで行けなかった時はグーグルマップで仮想見学していました。
遠くてなかなか行けない方はぜひ!