みなさんは妖刀と呼ばれる刀「村正」をご存知でしょうか?
三重県桑名市の桑名宗社(春日神社)に村正の太刀が常設展示される【村正ミュージアム】がオープンしたと聞き、さっそく行ってきましたのでレポートします。
もくじ
村正ってなに?
村正というのは刀の名前ではなく、作っていた刀工の名前です。
切れ味抜群で桑名城主の本多忠勝や徳川家康などの三河武士を中心に広く使用されておりました。
その村正は三重県桑名市を拠点に活動していたみたいで、桑名宗社(春日神社)や桑名市博物館にいくつか村正の刀が存在しています。
しゃお
桑名にゆかりがある刀は他にも「桑名江」や「蜻蛉切」などがあります。
いざ!村正ミュージアムへ!
桑名宗社でお参りを済ませ、いざ!村正ミュージアムへ!
御朱印やお守りなどを受け取れる授与所の横に村正ミュージアムはあります。
入る前に授与所の巫女さんなどに声をかけ、中へ案内していただきます。
中に入ると改装したてという事もあり、木のいい匂いが漂っています。
案内があると思いますが靴を脱いで座敷に上がります。
そして展示室に入る前に、ふすまの前に座り注意事項を読みます。
ファンの方が興奮?しないよう心を落ち着かせる時間です(笑)
この注意事項と心を落ち着かせる時間のあとは、目の前のふすまを自分で開けます。
しゃお
室内は少し暗めの照明で、展示物にスポットライトが当たっていて、刀がとても綺麗に見えます。
村正ミュージアムに常設されている刀たち
村正ミュージアムに展示されているものは下記の通りです。
- 宝刀村正(太刀)の写し
- 短刀 銘 村正(桑名市指定有形文化財)
- 四方猪目透鍔(桑名鍔)
- 軒丸瓦
- 書 中臣神社(有栖川宮熾仁親王の書)
- 鉾 無銘
1の写し作成にクラウドファンディングが行われ、目標金額400万円のところ約1800万円が集まったそうです!
太刀村正は三重県指定の文化財で展示に制限があり写しのみ展示されていますが、2の短刀 銘 村正は本物です。
しゃお
宝刀村正(太刀)の写し
メインの宝刀村正(太刀)の写しです。
実際に見ると分かりますが、かなり大きい刀で迫力があります。
短刀 銘 村正(桑名市指定有形文化財)
市の指定有形文化財にもされている短刀です。
こちらは村正が作った本物の刀です。
四方猪目透鍔(桑名鍔)
桑名住信時が作った鍔(つば)です。
桑名鍔の中でも代表的な作者。
軒丸瓦
江戸時代(推定)ごろに、桑名宗社で使われていた瓦。
書 中臣神社(有栖川宮熾仁親王の書)
有栖川宮熾仁親王が眺憩楼(現在の船津屋)にお泊りになり、桑名宗社に参拝された際に頂いた書。
鉾 無銘
桑名宗社に保管されている江戸時代に作られた祭礼用の鉾。
村正ミュージアムの営業時間やアクセス方法
村正ミュージアムの概要
建物名 | 眺憩楼~Muramasa Museum~ |
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所在地 | 〒511-0023 三重県桑名市本町46(桑名宗社内) |
営業時間 | 10時~15時まで |
定休日 | 不定休 |
入場料 | 6月末まで無料 |
アクセス方法
- JR東海 関西本線・近鉄 桑名駅から徒歩で約15分
- 桑名駅から三重交通バス乗車・バス停「本町」下車、そこから徒歩で約2分
- 桑名駅前の「桑名市物産観光案内所」で貸し出されているレンタルサイクルで約10分
村正ミュージアムの駐車場は?
村正ミュージアムは桑名宗社内にあるので桑名宗社の駐車場を無料で利用できます。
ただ、桑名宗社の駐車場は他のお店でも使用されているみたいで、台数に限りがあるため乗り合わせや交通機関でのアクセスをおすすめします。
その他近くの駐車場
桑名宗社の近くにある公共の駐車場です。
- 柿安コミュニティパーク駐車場(時期により有料)徒歩5分
- 桑名七里の渡し公園 駐車場(無料)徒歩10分
- 六華苑 第2駐車場(無料)徒歩10分
桑名七里の渡し公園・六華苑の駐車場には「住吉浦休憩施設」という休憩所があり、
そこで自転車をレンタルできるのでレンタルサイクルで移動・散策するのもありかと思います!
御朱印やお守り・村正関連・購入できるもの
桑名宗社(春日神社)で購入できるお守りは、交通安全・合格祈願・安産祈願やキャラクターものまでかなりの種類があります。
また、ピンクの縁結び絵馬や鯛結びがかけられた映えるスポットもありますよ。
御朱印帳やペーパーナイフ、ポストカードなど、村正関連のも充実しています。
バイク乗りにも嬉しいバイクに貼れる『道楽御守』ステッカーまでも販売していました。
しゃお