国保を約3割以下に減額する方法!

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失業すると難病患者が一番に直面するのが保険証の資格喪失です。
私も元気なふり?をしてはいるけど日々多量の薬を飲んでいる難病患者です。健康保険証をお守りのように抱えて生活している方も多いと思います。
そんな保険証も退職するその日、花束を受け取る代わりに扶養している子供の分までさっさと返還になります。

でも大丈夫!
私のように任期満了の雇止めの(特定理由離職者)となる人や病気を理由に自己都合で退職した人も国保料を3割以下に軽減する制度があります。

以下、私が国保を選択し国保税を3割に軽減した方法を書いていきます。

私にあった選択肢は
①今まで入っていた社保の任意継続
②住んでいる市町村の国保に加入
のいずれか。

どちらか安いほうを選ぶことが出来き、調べるのは電話で済みます。

今まで入っていた社保の任意継続の場合

私が加入していたのは全国健康保険協会なので、この協会の加入していた県の支部に電話しました。

注意
自分が住んでいるところの県ではなく、職場がある県の支部に電話して聞くこと!

「任意継続にすると1か月いくらになりますか?」と聞けばすぐ教えてくれました。
手続きに必要な書類もその電話で送ってくれます。
私の場合、1か月16,514円でした。
もしここで任意継続を選択するならば、送られてきた任意継続被保険者資格取得申出書を記入し送るだけで自署なら押印も不要。
前の職場にも知らせる必要もありません。

住んでいる市町村の国保に加入する場合

次に国保(国民健康保険)です。
これは自分が住んでいる市町村に問い合わせます。
国保の加入などは国民健康保険課ですが、国保料を決定したり支払いをするのは市民税課です。(※課の名称など市町村により異なります)
これも電話で問い合わせれば教えてくれます。

国保は年額なので、年額を÷12にして社保の任意継続と比べます。
私は収入がある方では無かったので年額193,800円でした。
国保は前年の所得などから計算されます。

社保の任意継続 月16,514円(年額198,168円)
国保に加入 月16,150円(年額193,800円)
差額 月364円(年額4,368円)国保のが安い

社保の任意継続より国保のが
月364円安く、1年で4368円も軽減ができました!

国保を選択するなら市役所の国保の窓口に健康保険資格証明書や、離職票を見せる必要があります。
あとは印鑑と免許証などの身分証明があれば大丈夫です。マイナンバーカードがあれば、なお安心です。

就活難病患者には嬉しい!国保の軽減制度

月364円安く、1年で4368円も軽減が出来る事でも国保に決める理由になったのですが、ここで1つ利用できる制度がありました。

平成22年4月から

★雇用保険の特定理由離職者
任期が満了した者(雇止め)や病気などにより離職せざるを得なかった者など
 
★雇用保険の特定受給資格者
会社が倒産したり、解雇されたりして離職した者など

に対して国保料が軽減される制度があります。

私の場合この特定理由離職者にあたり
国民健康保険料は年間額193,800円から73,100円に!
なんと120,700円軽減になりました!

年9回の支払い納付書は、1期分約21,500円だったものが1期分約6,500円にすることが出来ました。
離職理由番号が付いた離職票を提出しただけです。

これだけで3割以下に軽減!

この制度は納付書が送られてきた後に申請しても大丈夫です。
私は申請が通ったのが8月で、すでに1期分の支払い21,800円は済んでいたので、
年額73,100円から21,800円を引いた額の納付書が送られてきました。
申請が通れば今まで支払った分も含め年額としてくれます。

私の離職理由は病気ではありませんでしたが、
もし病気が退職の理由でも、この制度が使える可能性があります。
特定理由離職者には
解雇、雇止め
期間満了 等がありますが、
心身の障害、疾病、負傷、聴覚等の減退が退職理由の場合も含まれます。

自分が対象かどうか辞める前にハローワークに行くと相談に乗ってくれます。

最後に

難病になるまでには知らず知らずのうちに無理して頑張ってきた自分がいると思います。
使える制度は利用して、これまで頑張った自分を報いてあげてほしいです。

そしてもし、離職票をなかなか送ってもらえなかったりして手続きが出来ず、健康保険がない時に病院に掛かることがあったとしても、今まで定期受診をしたりしてお付き合いがあれば柔軟に対応してくれるところが大多数だと思います。

電話で問い合わせたり書類を揃えて手続きするのは案外しんどいものですが、今後のためにもここであと少し一緒に頑張りましょう!