資格もない私ですが、それなりの月収とボーナスをもらえる介護施設に見事採用が決まり
お年寄りと接しご家族や地域の病院などと入所するお年寄りを繋ぐ「相談員」という仕事にとてもやりがいを感じていました。
私が思っていた以上に「介護」という仕事の楽しさを感じていました。
ですが、失業しました。
辞めたのです。
もくじ
辞めるに至る原因
色々と経緯はあるのですが、私の気持ちと他のスタッフとの温度差。
あまりにも乱雑なお年寄りの扱いに愕然としました。
それと皆が自分を守るために裏表を持って仕事していました。
そして決定的だったのは、直属の上司にあたるもう1人の相談員のモラハラ・パワハラ。
そのまた上司にあたる事務長のパワハラでした。
事務長は以前いた事務課長を退職に追い込み、弁護士を立てて訴えられていました。
直属の上司の相談員は今までにも就職して来た相談員にモラハラとパワハラをしてきたとの事で何人も辞めていったのだそうです。
初日から皆に「辞めないでね」「ずっと続けてね」と言われた理由がわかりました。
仲良くしてくれていて、ランチなどに行っていた管理栄養士さんもいましたが、この子もやはり裏ではうまくふるまって私の事をもいいように直属の上司の相談員に合わせて悪く言っていたようです。
残念ですが、この職場で自分を守るためにはこういう事も必要みたいです。
モラハラ・パワハラ。仲良くしていた子にも陰で悪口を言われていて
ここでうまくやって行くには私にはハードルが高すぎました。
辞めた理由
これ以上頑張ったら体を壊しかねない。そう娘に説得されました。
やりがいのある仕事でした。お年寄りに頼りにされ、家族に感謝される事の多い本当にやりがいのある仕事でした。
しかし、体を壊してしまっては元も子もありません。壊す前に辞めれて良かったのです。
でもこう思えるようになったのは最近の事です。
悪夢を見る事も多々ありました。
仕事のやりがいは十分にありました。
ですがここでなくとも相談員という仕事は出来るはずです。介護の世界は常に人手不足です。
ほかの施設でも相談員の仕事は出来るはずですし、介護の世界じゃなくても相談員の求人はあるはずです。(実際にありました)
失業(退職)の中でも救われた事
失業保険が再びもらえた!
結婚して以来、バイトはしましたが正社員での就職は初めてでしたので大変意気込んでおり、
それだけに再び失業した喪失感と、どうしても自分を責める自己嫌悪に苛まれました。
そんな中、すぐにハローワークに相談に行った事でもう一度失業保険を復活して受け取る事が出来る事がわかりました。
すぐにハローワークに相談に行った事が功を奏しました。
失業保険を貰える期間はほんの1か月と半月分でしたが、安心して就活に臨むことが出来ました。
派遣に登録していた!
以前の職場の友人が「また一緒に働こう!」と誘ってくれました。
運よく市役所で働いていた時に副業で登録していた派遣会社から、仕事を斡旋してもらえてまた市役所で働ける事になりました。
短期ですが時給も良く、慣れた職場で気負うことなく働きだすことが出来ました。
良い縁を大切に
辞めたことで「自分を責める」と友達に話したところ
「そんなことない、過去は美化しがち。辞めれて良かったんだよ」と言ってくれました。
派遣も友達の紹介ですし、良い縁は大切にしたいです。
辞めて私がした事
辞めてもクヨクヨせずにやりたかった事を叶えました。
平日しかやっていないお店にランチや空いている美術館に行ったり、蜃気楼を見に行ったりと色々なことをしましたが
そのうちの1つに高卒認定試験を受験したことがあります。
私に無いものの1つ、学歴。
それをなくすために、まずは高卒認定を受けるため試験勉強をし、受験しました。
私を退職に追い込んだ上司の相談員は、社会福祉士とケアマネの資格を持っていました。
その事で職場では仕事もロクにしないこの上司も辞められては困る人材だったのです。
それで職場で大きな顔をしていられたのです。
介護の施設では入所者の数に合わせて有資格者を置くことが定められています。
その事で、施設にも多くの報酬が発生するというメカニズムを知りました。
仕事が出来る人より、資格を持っていることが大事なのです。
この事で資格の強さを思い知りました。
今後の就活で気を付ける事
学歴不問でそれなりの月収とボーナスをもらえる職場は、劣悪な労働環境な事を今回の事で思い知りました。
劣悪な労働環境ですと給料を高く設定しないと誰も応募しないですし、入社したところで定職しません。
入社する前に気づくことが出来たらよかった…。とも思いましたがここで勉強できたので今後の就活に生かしていきます。
これからの希望・就活
この悔しさをそのままに成り下がりたくありません。
支えてくれた娘、子供たちのためにももっと高みを目指していきたい。
相談員になるために有利な資格、社会福祉士。
もちろん就活は続けますが、この退職が次の大きなステップになるように
通信制の大学に進学して社会福祉士の資格取得を目標に、希望を持っていきたいと思っています。