よく子供1人育てるのにかかる費用は、幼稚園から大学まで公立でも1000万以上…。
母子家庭でその日の生活も必死な私みたいなものにとっては想像もつかない数字を聞くことが…。
もし、これから離婚をする予定がある方や離婚したばかりで不安を抱えている方にも
私みたいに苦しいながらも支援制度のおかげで人間らしく質素ながらも楽しく生活できることをお伝えできればと思っています。
もくじ
私についてちょっと説明
私には3人の子供。
1番下の子が4歳になったばかりの頃離婚し、まともな仕事にも就くことが出来ず時給の安いアルバイトだけでなんとか生活してきました。
家庭裁判所で取り決めた養育費の支払いも滞り、難病や幼少期からの慢性疾患のため病院にも通い、日々生活は苦しいながらも数年前からは大好きなNEWSのライブや舞台を娘と行けるまでになりました!
私が実際にお世話になった支援制度は
行政の支援制度から公益社団法人のものまでさまざまです。
児童扶養手当
1番金額も大きく母子家庭の私が支払日を指折り数えて待ち焦がれます。
2020年現在は最大1人目42,900円(18歳以下の子供の人数で数えるため、上の子供が18歳超えるとカウントされなくなります)
2人目で最大10,140円3人目以降は6,080円。
私の時は2人目は5,000円3人以降は3,000円でしたので
子供1人のシングルマザーと3人のシングルマザーでもらえる額は大差ありませんでした。
最近になって見直されて2人以降も金額が少しあがりましたね。
今、うちの子たちは24歳23歳17歳になりましたが、17歳の次男の分をまだもらえています。
この制度を利用できるのも後1年。ほんとに長い事助けられました。
奇数月に支給があります。
奇数月の10日か11日の朝には入金されてる事が多いです。
アララン
児童手当
これは条件を満たしていれば母子家庭でなくてももらえる制度ですが、児童扶養手当とは支給日が異なるので助かります。
よくこれを子供のお金として貯金しているご家庭もあるようですが、うちにそんな余裕はございません。子供を育てるのにはお金がかかる理論の元に扶養者に支払われる制度なので親が生活の為に使うのは当然であると考えます。余裕がない母子家庭は無理して貯金に回さなくてもいいと思うよ。私は、子供服や靴、体操服などの買い替えに使いました。
医療費助成制度
母子家庭の(父子家庭もらしい)18歳の年度末まで、支払った医療費が助成されます。
私の地域では一旦支払う償還払い。2か月後の月末に通帳に振り込まれます。
償還払いが良くも悪くも働く。
1度支払ってから忘れた頃に支払いがある事でボーナス要素がある。臨時収入になる。
でも、だいたいが苦しい生活なのに、急に具合が悪くなったところで病院に掛かるお金もない事なんてざらにある。
うちの次男が1年生の時、ほんとにお金が数十円しか無くて給料日まであと数日!って時に目を傷つけてしまい、それはそれは痛がり床に伏せて泣き叫んだ。
財布には数十円……。泣き叫んで痛がる子供。私も泣きたい。
この時は何とか、眼科と薬局にお願いし、後日治療費を持ってくる誓約をし治療してもらえた。
お金が無いです。と、正直にお願いするしかないですね……。
子供が病気になったり怪我したりしてもすぐに病院にも連れていけない自分が情けなかった。忘れられない出来事です。
今では「もうあんな思いはしたくない!」と、この事が頑張る要素にもなっています。
就学援助
小学校・中学校の給食費・学用品費、さらに修学旅行のお金も援助してもらえる。
年に数回、まとめて振り込まれます。
ただ、そのお知らせなどの書類を子供に渡すので「クラスでも特別な子って感じになっていたら嫌だな…。」と思い、書類は子供に渡さず私が学校まで持って行きました。
高等学校等進学奨励金
わが市では、向上心に燃え(!)経済的な理由により就学が困難な高校生(保護者)に対して月3,000円が支給されます。
所得制限があり、最初に高校生本人が作文を提出する必要があります。
年間3回振り込まれ、少しですが誰かが応援してくれてるんだという気持ちになります。
高校等就学支援金
学校を通じて申請。就学支援金の支給が決定すると授業料を支払わなくて済みます。
ただ就学旅行の積み立て金や諸経費などは支払うので、毎月いくらかは学校に支払います。
奨学給付金
授業料以外の教育費を助成するために支給されます。32,300円から129,700円までの
なかなかの金額です。これも高校を通じて申請します。
参考
高校生等への修学支援文部科学省
公益財団法人あすのば子どもの貧困対策センター
このあすのばで高校進学時に、返済不要・成績不問の「あすのば入学 新生活応援給付金」の申し込みをし、給付していただけました。大変ありがたかった。
いろいろな企業や法人が奨学金の募集をしますが、成績優秀者が対象なものがほとんど。
ここは成績を問わないのでみんなにチャンスがあります。
子どもの貧困について色々な情報発信をしてひとり親家庭対象の現地までの費用も負担してくれるキャンプなども開催されています。
私はフェイスブックでフォローして常に情報をみています。
こうして活動して子供の貧困について正しい情報を発信してもらえるところがあるのは味方が付いているような気持になります。
参考
子どもの貧困対策センター公益財団法人あすのば
以上が私がお世話になったり、今も助けてもらっている主な制度です。
皆様も是非参考にしてください。
アララン